【固定回線】VS【WiMAX】

インターネット

1990年代。インターネット黎明期に初めて我が家はインターネットとパソコンを接続することに成功した。当時は地元のケーブルテレビでADSLが当たり前。Windouws98というオペレーションシステムをインストールし、いざインターネットの海へ。そんな太古の時代から早30年が経過し、日本のITインフラはとてつもなく未来へと進んだ。

 

さて、今回はもはや光ファイバーケーブルによるインターネット接続が当たり前となったこのご時世に、圧倒的な安定性・高速回線と名高い固定回線VS比較的歴史の若いWiMAXとのコストパフォーマンスにおける詳細な戦いをお見せしたいと思う。

 

いずれも長所と短所を兼ね備えたサービスであるため、一概にどちらが良いと甲乙付けるわけではないが、どういった人にはどちらのサービスがより推奨されるのかということの参考にはなると考えている。それでは早速だが各種項目ごとにWiMAXと固定回線を比較していこう。

固定回線の大きな特徴

固定回線

まず、固定回線にはADSLと光ケーブル、いずれかの2つの選択肢があるが、もうすでにほとんどのご過程では光ファイバーが浸透しているため、今回は固定回線=光回線ということ前提で話を進めていきたい。この時点で固定回線が有利となってしまうが、まぁこれは許してもらいたい。

最大通信速度がとても大きいが時期や地域・プロバイダによって格差が激しすぎる

普段インターネット環境でホームページや動画サイトを開いている人であれば、誰もが一度は読み込みの遅さを体感したことがあるだろう。あれは物凄くイライラするし、さっさとページを見せて欲しいと不愉快な思いをするものだが。そのため、固定回線を敷く人の多くは、快適なネット環境のためにフレッツ光やNURO光の申し込みをしている。

 

ただ、実際の通信速度については契約した地域やプロバイダによって大きくことなるという現状がある。まだ契約者数があまり少なかった頃、都内でNURO光を使っていると100Mbpsを超えるのが当たり前とされている時期もあったほど、周囲の契約者数などによっても違いが出てしまう。

 

その後、最大速度が1GbpsということもありNURO光は全国の都心部で流行していったものだが。東京。大阪。愛知。しかし、その後、この固定回線は急激に回線速度が不安定となり、一時期では安定して100Mbpsを超えることさえ無くなったのだが、最近はまた大幅に回復したみたいだ。

 

みんなのネット回線速度によれば、NURO光。現在の平均速度はダウンロードがなんと500Mbpsを超えている。アップロード速度も400Mbpsを超えているため、ハッキリ言って自宅でしかインターネットを使わないのであれば、固定回線一択と言っても過言ではない。

 

また、NURO光以外にも最も契約者数が多くシェアNo.1のフレッツ光がある。ここは私も契約していたことがあるが、シェアが高いためか結構回線速度に関してはイマイチだと感じる機会が多かった。また、プロバイダによってはゴールデンタイムの通信速度がなんと数Mbosにまで下がってしまうため、ハッキリ言ってフレッツ光を選択することは止めておいた方がいいだろう。

 

また、もしNURO光で契約したとしても、ハズレのプロバイダを引いてしまったら元も子もない。ITに詳しい人は契約したプロバイダを変更することで回線速度を上げることができると判断できるが、一般の人はなぜかプロバイダではなくて回線側の問題のせいで遅いと錯覚してしまいがちだ。これもよくある落とし穴である。

 

つまり、正しい知識を得た人でなければ固定回線の利用は難しいと考えられる部分があるのが固定回線の大きな特徴ということだ。

工事までの時間が異様に長い

インターネット通信事業の繁忙期をご存知だろうか。主に新生活を始める春から夏にかけて新居への移転に伴う回線契約が増えるのだが、この待ち時間というのが非常に長いのも固定回線の立派な特徴である。

 

例えば、3月中旬頃に引っ越しの予定が決まり、急いでフレッツ光の契約を済ませたとしよう。電話で申し込みをして契約後に、実際の工事は一か月後くらいになるという連絡を聞き多くの人は自分の過ちに気が付くことになる。なぜなら、3月中旬に申込みをしても、実際にインターネットを使えるようになるのは来月の中旬頃となってしまうからだ。

 

ということは、春から大学生として新生活をおくりたいと考えている高校生が、4月1日〜4月14日あたりまで自宅にいてもネットに繋げない生活を送らなければならなくなってしまう。これは現代人からすると非常に痛い出来事となる。

 

さらに極めつけは、実際の工事自体はごくごく短時間で終わることが多いという事実。ただ、フレッツ光の提携先作業員がお客様の元を訪問し、小一時間で済む工事をするためだけに1か月も待たされてしまう。あまりにもアホらしいことだが、これは真実であり、実は私もかつて同じ目に遭ったことがある。

WiMAXの大きな特徴

wimax

WiMAXはauの子会社が運営しているサービスであり、専用のWiFiルーター端末を使って、自宅以外にも外出先の様々な場所でスマホやパソコンをインターネットに接続することができるものだ。

固定回線の最大速度には到底及ばない通信速度

言うまでもないが、WiMAX無線によるネット接続サービスのため、光ファイバーケーブルでネットに有線接続している固定回線と比較すると、圧倒的に通信速度が劣ってしまう。これはもう仕組み上仕方のないことではある。

 

みんなの回線速度によれば全国のWiMAX2+の回線速度は平均40Mbpoほどとなっており、無線にしてもかなりサクサク動く範囲だ。YouTuberの高画質動画を快適に視聴することもできるし、画像SNSのインスタグラムも問題なく観覧し続けることができる。

 

この通信速度は光回線のハズレプロバイダより20倍ほどスピートが早いが、固定回線のアタリプロバイダよりは15倍ほどスピードが遅い。つまり、単純なスピード面の話をすると、極めて平凡なサービスであると言わざるを得ない。それがWiMAXだ。

 

また、WiMAXの場合は無制限のインターネット接続が可能ではあるものの、残念なことにデータ通信量が多すぎると規制をかけられてしまう。この規制は3日間で10GBのプランと15GBのプランの両方が存在するが、一般人が通常利用する場合においては10GBのコースを契約したとしても規制に引っ掛かってしまうことはまずない。しかし、毎日家に引きこもってネットで動画ばかりを見ているような利用者の場合は、間違いなく規制が発動することになる。

 

これらのことから、単にネット回線の速度を気にするという人であれば、固定回線を契約して当たりのプロバイダを引くまで何度も電話をしまくることをオススメする。

面倒臭い工事が一切ない

WiMAXの場合、驚くべきことに固定回線のような予約制というわけではないため、待ち時間がほぼゼロに等しい。WiMAXプロバイダで契約後に送られてくるWiFiルーターが自宅に届くのを待つだけで良いし、なんだったら各種店舗に取りに行って即日利用が可能なプロバイダもそこそこ多いくらいだ。

 

欲しいときにすぐ手に入るため、新生活をおくる高校生からは一定の支持を得ている。高校生くらいの頃は、誰しも面倒な手続きや契約などは省きたがる人が多いため、光回線の契約のように電話を何度も繰り返すのが億劫だろう。そんな人にはWiMAXはハッキリ言って天国に感じること間違いない。

外出先でも使える

固定回線はあくまでも自宅でしか使用できない。少しでも外に出るとネットと繋がらなくなるというのは、新生活をおくる学生にとっては最悪だろう。

 

そう。すでに、お気付きだと思うが、WiMAXとは固定回線ほどの回線速度は持ち合わせていないが、外出先でもネットに接続できて工事も一切費用なサービスであるため、どちらかというと固定回線よりもキャリアのネット接続プラン(パケットプラン)に近い。

 

そして、キャリアのプランよりもデータ通信量が極めて大きく、値段もその割に安いということから、非常に多くのユーザーに愛用されているのだ。

双方のポイントまとめ

固定回線の特徴 WiMAXの特徴
月々およそ6,000円 月々およそ4,000円
平均ダウンロード速度 約500Mbps 平均ダウンロード速度 約40Mbps
通信制限など一切無し ギガ放題プランは3日間で10GB超えると翌日の夜から深夜まで通信速度が1Mbpsに規制されてしまう。
工事までの時間が異様に長い。 工事不要。最短即日から使用可能。
自宅でしかネットに繋ぐことができない。 外出先でも自由にネットに繋ぐことができる。
プロバイダによる回線速度の当たり・ハズレの差があまりにも激しい どのプロバイダで契約しても回線速度は全く同じ

上記の表さえ見れば10秒で固定回線とWiMAXの違いが分かるが、果たして、あなたには一体どちらの方が魅力的に思えただろうか?最後に、双方ともに長所と短所を理解している私から、「どちらを選べば良いか分からない」という人のためにアドバイスをして終わりにしたい。

 

学生が春から新生活をおくりたいという場合

間違いなくWiMAXの方がオススメできる。固定回線のように1か月以上待たされることがないため、3月中に申込みをしても十分に間に合い、さらに春からのサークル活動などに一切支障をきたさないためには外出先でのネット環境も必ず必要となってくるだろう。隙間時間を使ってWiMAXから動画などを視聴しても良いし、自宅にいる時は携帯電話の通常回線でネットを使っても良い。

 

3日間で10GBというデータ通信量は意外と大きいため、動画を視聴する際は標準画質にしておけば、いくら友達ができない「ぼっち」の大学生になってしまっとしても、暇な時間をスマートフォンの画面を見て潰すことができるだろう。ただし、常にデータ通信量を意識した生活をおくることが大事だ。

 

社会人が春から新生活をおくりたいという場合

社会人であれば、基本的に職場で仕事をし帰宅後に自宅でネットを楽しむことが多いことだろう。つまり、外出先で長時間に渡ってネットと接続する機会は多くないと考えられる。となると、基本的には携帯電話のネット接続容量で事足りることが多いのではないだろうか?

 

そして自宅にいる時に帰ってきた疲れを癒すためにガッツリ携帯電話をいじることを考えると、個人的には固定回線の契約がオススメだと思っている。しかし、面倒な手続きや電話が嫌だと言うのであれば、自宅でも外出先でも自由に使えるWiMAXを契約しても良いだろう。また、休日、どこか遠くへ遊びに行きたいという人であれば、そこでもWiMAXが極めて役に立つ。

双方の特徴を抑えて賢い選択を

選択

以上、これらが固定回線とWiMAXの長所と短所を比較した結果である。いずれも良いサービスであるため、用法容量を正しく理解した上でしっかり検討して選択してもらえば必ず日常生活の助けになることは間違いない。

 

大事なのは、あくまでも自分にとってどちらがベストなのか、あるいは両方とも契約しても良いのでは?という柔軟な思考回路だ。

 

ちなみに私は、携帯電話は格安SIMを契約しているし、自宅では固定回線を使っているし、外出先の空き時間で動画を見たりするためにWiMAXに関しても同時に契約している。月々の支払料金はそこそこの額になってしまっているが、常にインターネットを満足に活用できる環境にすっかり体が慣れてしまい、もうどれかを切り捨てることができなくなってしまった。

 

格安SIM2,000円。WiMAX4,000円。固定回線4,000円。

 

これが私の月々のネット料金の内訳だが、果たして、今のあなたの携帯電話にかけている料金と比較するとどうだろうか?もし、携帯電話だけに支払っているコストだけで一万円ほどになってしまうというのであれば、今すぐにプラン変更、ならびに解約をし別の選択肢を考えた方が良い。