5つの項目ごとにそれぞれのネット通信プランを比較

比較

いまスマートフォンを所有している子供たちがどれだけ多いかご存知だろうか。実は2020年時点ですでに中学生の過半数が親に買い与えられており、高校生にもなると実に99%の日本人がスマホを日常的に使用しているそうだ。それくらい国内では当たり前のように携帯電話を持つ文化が根付いてきており、ほぼ全ての人々が毎日インターネットに携帯電話から接続している。

 

基本的にはソフトバンクやドコモ、auなど大手キャリアで契約をして毎月料金を支払っているユーザーが多いが、現代では格安SIMという圧倒的コスパで使用できるサービスも存在する、そこで、今回は一般のキャリアとWiMAXどちらでネットに接続した方がお得なのかという比較を5つの項目でチェックしていきたいと思う。

データ通信許容量

携帯電話をインターネットに繋ぎ、ホームページの観覧や動画サイトの視聴をおこなう際には「ダウンロード」という作業を機械がおこなってくれる。これは、あらかじめサーバーにアップロードされているデータを、各々の携帯電話で見られるように落とし込む動作である。しかし、このダウンロード量が多すぎると、サーバーがパンクしてしまったり、通信回線業者の設備がパンクしてしまったりもする。

 

そのため、全てのインターネット契約関連サービスには許容量というものが定められている。携帯電話ではauの場合、1GBの通信許容量で3,000円。3GBで5,000円。7GBだと7,000円。という感じでダウンロードできる量ごとに毎月の通信料金が変わる。これはピタッとプランというコースだ。

 

しかし、WiMAXの場合はこの通信許容量がもっと緩い。基本的には3日間で10GBが定められているダウンロード可のラインなのだが、一か月で換算すると実に100GBのデータ通信が可能となるのだ。

通信速度

いくら通信許容量が大きいからと言っても、通信速度が遅ければ何の意味も無い。どこかのSNSで芸能人のアップロードした画像を表示させるためだけに何十秒も掛かっていては日々のストレスでとてつもないことになるだろう。特に近年では動画の視聴をする人々が飛躍的に増えているため、YouTubeの動画を快適に再生できなければ、そのサービスは契約する価値がないと言っても過言ではない。

 

みんなのネット回線速度によると、大手キャリアで最も有名なauの回線速度は直近三カ月2,400件のデータベースによると「平均100Mbps」という結果が出ている。ちなみに、これはどんなサイトを観覧してもサクサク見られ、どんな高画質の動画でも快適に視聴できるとても優秀な速度と言える。

 

一方でWiMAXと言うと、直近三カ月で4,000件のデータが提出されているが、平均速度はおよそ50Mbpsという結果になっている。もちろんこの通信速度でも何不自由なくインターネットに接続することができるし、あらゆるコンテンツをスピーディに楽しむことはできる。しかし、通信速度に2倍の差が付いてしまっているという現実は紛れもない事実だ。

料金の比較

先ほども少し触れてしまったが、大手キャリアauで最もコスパに優れているピタッとプランは一か月3GBのデータ通信量で5,000円の料金設定となっており、ハッキリ言ってかなり高い。格安SIMならもう半分程度の値段にはできるが、あちらの場合は残念ながら通信回線が不安定であったり、圏外のエリアが多かったりと意外と問題点も多いのだ。

 

しかし、WiMAXの場合は毎月100GBのデータ通信量が用意されており、さらに毎月の料金はたったの4,000円程度だ。だからこそ私はWiMAXをとても優秀でコストパフォーマンスに優れていると考えているが、実はWiMAXの場合、3日間で10GBを越えたとしても一時的に規制が入るだけで、データ通信そのものを止められてしまうわけではないのだ。

 

例えばauのピタッとプランであれば月の頭に1GBを消費してしまうと、自動的に料金が2,000円繰り上がるが、WiMAXでは3日間で10GBを超えると、翌日の夜間帯に1Mbpsの通信規制が入り、それ以降は再び平均50Mbpsの回線速度で利用することができるため、料金は常に一律なのである。コストパフォーマンス的にはどちらの方が優秀か言うまでもないが、自動的に料金が繰り上がるシステムの方が良いのか、それとも料金は一律だが規制が入る方がマシなのか、その点については人によって好みは分かれるところだろうと思う。

対応しているエリアの広さ

携帯電話は外出先で使うことがほとんどだ。どこに行ってもネットに繋げた方が良いに決まっているのだが、場所によってはどうしても電波基地局からデータを受信することができない地域が存在する。もちろん並みの田舎ではない場所に限った話ではあるが。山奥の山荘では大手キャリアであっても携帯電話は圏外になっているし、建物に囲まれている場所では電波が届きにくくなってしまうのも物理的に当然だ。

 

この部分に関しては、やはり大手キャリアの方が圏外になる可能性が低いと言って良いだろう。やはり昔からサービスを展開している大企業の方が対応しているエリアが広大で、WiMAXや格安SIMのような最近登場したサービスの方が圏外となってしまう地域が比較的多い。また、WiMAXの場合は人口カバー率自体は99%という記録を残しているものの、それでも電波が届きにくい場所では回線速度が不安定となってしまうし、auやソフトバンクではネットに繋がるのに、WiMAXではなぜか圏外になっている・・・というようなケースも時々確認される。

契約期間の柔軟性や違約金について

携帯電話と言えば、2年ごとに更新をするスタイルが一般的であり、今でこそいつでも契約内容の一部を変更できるように柔軟な体制が整っているが、昔はいちいち違約金を支払わなければプラン1つ変更することができなかった。auでは専用のアプリからプラン変更の申請をするだけで、簡単に翌月から変更することが可能となっており、実店舗に来店する可能性が一切ない。また、違約金については、契約期間中に他者キャリアに変更したい場合のみ高額な違約金を支払わなければならないようだ。

 

一方でWiMAXはというと、基本的には3年単位での契約が一般的であり、プロバイダによっては一応縛りナシのコースや1年単位のプランもあったりする。しかし、3年契約が最も安いので、必然的に3年間の契約をする人が多いだろう。もちろん期間中の解約時には違約金が発生する。金額については大手キャリアよりも高額であり、およそ2倍程度とされている。

 

つまり、契約に関する柔軟性という面で考えると、WiMAXよりも大手キャリアに軍配が上がるだろう。

総合的に考えるとどちらの方がオススメできるのか?

さて、問題はここからである。以下に双方の比較項目をまとめたので、まずはこれを見てもらいたい。

大手キャリアau WiMAX
月間1GB〜7GB 3日間で10GB
平均100Mbps 平均50Mbps
月々3,000円〜7,000円 月々4,000円
国内広域に対応 一部の場所では通信が不安定に
基本2年契約 基本3年契約

この表のまとめを見たとき、はたしてあなたはどちらの方が優れているサービスだと思われるだろうか。最後に、どちらのサービスがどういった人にオススメできるかを紹介して終わりたい。

とにかく安定性を重視したい人

携帯電話が圏外になるのがどうしても許せない。特定の場所では急に回線が不安定になるのがどうしても許せない。そういった人は大手キャリアの割高なインターネット接続プランがオススメ。コスパよりも安定性を重視するのであればこの選択は当然である。さすがに山奥の山荘では圏外となってしまうだろうが、少なくとも電車の中で通信に不満を感じることは少ないだろう。

 

WiMAXの場合は都内でも電車で移動している時は通信速度がかなり低下してしまう。これは電波の性質上仕方のないことだが、まだまだ発展途中であることも甘味すると、やはり安定性や通信速度の面では大手キャリアの方が優秀であると言わざるを得ない。

コストパフォーマンスで選びたい人

WiMAXのデータ通信許容量は大手キャリアと比べると異常なほどに多い。10倍以上のデータ通信をたった4,000円で利用することができるため、安さで言えばどう考えてもWiMAX一択だ。ただし、回線速度は大手キャリアよりも50%ほどしか出ない。もちろん50Mbpsあれば何不自由することもないが、長い間100Mbpsの速度に慣れてしまっていると、使い始めの内は少し違和感を感じてしまわれることもあり得る。

 

しかし、それらのデメリットを打ち消せるほどの圧倒的な料金設定があるからこそ、いま全国でWiMAXのユーザーは飛躍的に伸びているのだろう。